Textile designと       クラフト イラスト             日々のこと


by mamaborie
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暁斎展から早一週間。
こうして改めて資料を観ても、全く凄い人が居たもんだ!!
・・・と、今もただただ感心するばかりなのです。
的確に形を捉えて、すばやく縦横無尽に走る線。
その素晴らしいデッサン力は、並々ならぬ努力と修練の賜物であった事は、おびただしい数の習作やスケッチでみてとれます。

暁斎の作品の中には動物や人が数多く登場しますが、それらが又実に生き生きと描かれているのです。
d0076234_1553590.jpg左は美人観蛙戯図 で描かれていた蛙。
下は書画会の図の一部分です。
幕末から明治前半、会主の呼びかけに書家や画家などの文人が集い、即興で描いた書画を客が買い求めるという、書画会が流行ったそうです。
暁斎はそこで200枚もの絵を描いたと言われています。
多くの人に囲まれ、もう描けないと手を振っているのが暁斎自身。

人物を多く描いたものには、他に放屁合戦絵巻墨合戦図等があり、それらには群集の隅々の人物まで、一人一人実に表情豊かに描ききってありました。
 

d0076234_1636341.jpg

            書画会の図(一部分)



d0076234_16445814.jpg

      墨合戦図

中でも、鳥羽僧正の同様の絵巻の暁斎盤、
放屁合戦絵巻(訳あって、お見せするのは差し控えますが・・・笑)
の展示には、なぜかひときわ多くの人が群がっておりました。笑
あきれ返るようなこの絵巻、もう笑うしかないでしょう!

また、暁斎は紋画帖を作って、袖の模様や刺繍を書き溜めていただけあって、
着物の図柄の一つ一つガ多彩で緻密な事にも驚かされます。
色彩感覚も素晴らしく、とくに絶妙なの効かせ方など脱帽です。

d0076234_23164375.jpg

戯作の挿絵、団扇のデザインなどを手がけるなど、優れたデザイナーとしての一面もあった暁斎。
上は暁斎デザインの千代紙。ウイリアム・モリスを思わせるデザインですね。
現在も いせ辰で販売されているのだとか・・・。

え?・・・て事はテキスタイルデザイナーの草分けですか??


残念ながら会期は明日一日を残すのみとなってしまいましたが、

会のサブタイトル
泣きたくなるほどおもしろい

ほんと、その通り。
一点一点に惹きつけられ、会場を出るとドーッと疲れが出てしまったほど。

国内外から130点。
これほど大規模な展覧会は、今後そうそう開かれることは無いと思われます。

近代建築の父であるコンドルが弟子入りし「暁英」という画号を授けたほどの人。
明治22年(1889)59才で他界するまで、毎日絵日記を付けていたという。
書画会で200枚の絵を描いた日さえも・・・!

いやいや、もう一度言うけど、とにかく凄い人が居たもんだ・・・!!
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by mamaborie | 2008-05-11 00:27 | アート
      気がつけば、なんと2週間もあいていた・・・。
d0076234_17335768.gif



ここしばらくパソコンを使う仕事に追われておりました。
おまけにエキサイトの不具合やらで、気がつけばずいぶん長い事遠ざかってしまいました・・。


以前にも言いましたが、我が家の稼業はテキスタイルデザイン(服地などの柄の図案を描く仕事)です。
これまでずっと手描きしかしてこなかった私たちですが、仕事環境の変化は思ったよりも激しく、ついにそうも云ってられなくなりました。
この職業 実に不安定この上ないものですから、食べて行く為には残念ですがそれもまあ いたし方無い事なのですね。
(とは云っても、夫の手描き+私のパソコンですから、まだまだ手描きのプライド?は捨ててはいないつもりなのですが・・・!? 笑)

で、その 手描きとパソコンのコラボ?初仕事なんですが、何といきなり大変な大作デビュー(?)となってしまいまして・・・。(ヒェ~~!)
こちらはなにせ初心者です。おまけに全くの我流です。
当然ながら分からないことだらけですから、ここ2週間というもの 
思考錯誤→全力投球?→いっぱいいっぱい?・・・という新人の時を思い出すような情けない有様でございました。
おまけに、相手先の意向の変化による修正やら微調整やらもあって、水曜にどうにか完全納品となったしだいです。
喜んで頂けたようで、とりあえずホッとしています。

(・・・・・もう何も問題無ければいいのですが・・・汗)


そんなこんなで今日は

「色のついたものは見たくないな・・・・」

という私の勝手な心境から 水墨画のような夫の絵です。

勿論手描きです!
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by mamaborie | 2007-06-22 19:05 | イラスト&日々のこと
今日は我が家の“稼業”テキスタイルデザインについて。

皆さんは、テキスタイルデザインってご存知ですか?
語源はラテン語の織物を意味する「textilis]だと云われてるそうですが・・・。
平たく言えば布織物をデザインする仕事で、大きく分けると布地の織りやマテリアルをデザインするものと、生地に施すプリント柄をデザインするものがあります。
我が家はその後者の方で、プリントの元図案を描いているのです。

まずは、見て頂いたほうが手っ取り早いだろう~ってことで、
スケッチの一部をアップしてみました。

d0076234_054417.gif


これは、リネン又はコットン用のオリジナルスケッチで、比較的オーソドックスなものです。
アパレル向けやナイティー、インテリアなど多岐に亘り色んな柄を描くのですが、仕事のほとんどが企業からのオーダー柄なので、よほど前のものでない限り公表出来ません。
そういう制限もあるので、今回はとりあえず手元にあるオリジナルを・・・。
d0076234_1373249.gif
そして、右の写真はずっと以前
“SAZABY”で商品化されたバッグです。
上のような図案が様々な過程を経て、
例えばこのような製品に生まれ変わるって訳です。
けれども、商品がいくら売れようとも名前が表に出ることはほとんど無い
テキスタイルデザイナー”!

このように自分達が関わった商品が市場に並んだ時に、ようやくささやかな満足感を得るのです・・・(悲)

しかしながら不幸なのは、物心付いたときから両親が一日中絵を描いていると云う
変な家庭に生まれ育った 我が娘!
世の大人は皆、絵を描いて飯を食ってるものと信じていた 我が娘!

幼い頃、うちに遊びに来た娘の友達が一心不乱に絵を描いている娘に

「〇〇ちゃん、なにしてるの?」

と尋ねると我が娘、真顔で

「〇〇ちゃんね、いまおしととしてるのよ!」

「・・・・??」

    子供達が固まったのは、云うまでもありません・・・。
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by mamaborie | 2006-10-08 02:28 | デザイン