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by mamaborie
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奇想の天才絵師* 暁斎 ― ①超越技法

 


   絵画の冒険者暁斎 ―近代にかける橋
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                 地獄太夫と一休 河鍋暁斎筆

幕末から明治にかけての動乱期、強烈な個性と広い表現領域で喝采を浴びた、
桁外れな天才絵師河鍋暁斎(1831~1889)
没後120年を記念した特別展覧会が京都国立博物館で開かれています。

狩野派の絵師として出発し、伝統的手法に独自の工夫を凝らした画風を確立。
妖怪、幽霊、閻魔の絵、地獄極楽図、古典的な美人画や花鳥画、鳥獣戯画など、江戸の香りを残しながらもユニークで奇想天外な彼の作風は海外でも関心を呼んだ。
しかし、その多様さゆえか、酒席での政治を皮肉った戯画がもとで投獄された事が影響したのか、それとも権威に縛られる事なく独自の道を歩んだためか、没後は歴史の闇に埋もれてしまっていたのだ。

暁斎って誰?
そう思う方も多い事でしょう。
先週の新日曜美術館での特集を観るまで、恥ずかしながら暁斎を殆んど知らなかった私達。
素晴らしい筆力と、確かなデッサン力。
これはもう、絶対観逃す手はない!とばかりに行って来ました、連休初日。

でも残念な事に、彼の筆に一番惚れ込んでいた夫は、
連休明け納品の仕事に追われて泣く泣く留守番。

「可哀想ねぇ。ごめんね・・・・。」

と、心にもない言葉を残し、揚々と娘と二人出かけたのでありました(^^イヒ!)

が、「新日曜美術館力」恐るべし!
予想どうり、我らのようなにわかファンが殺到して、
館内は大混雑しておりました。

しかし想像以上の素晴らしさ、迫力!ジャンルの広さ!
奇想天外な作品はもとより、暁斎の骨格を形づくった狩野派の側面をしめす作品、爆笑戯画、絵日記等など・・・。130点と物凄い出展数でしたが、ただただ陶酔。
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          美人観蛙戯図 



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  鯉魚遊泳図                      枯木寒鴉図 

左の鯉魚遊泳図は絶妙な墨の濃淡と、細密な描写で生き生きと水中の鯉が描かれている。
右の枯木寒鴉図は第2回内国勧業博覧会で妙技2等賞(最高賞)を受賞した作品。こちらは、見事に無駄無く計算されつくした構図、力強い筆。物凄い力量!
対照的なこの2点は、実は私達が一番観たかった作品であり、実物を目にしてみて「日本一上手い画家」と云っても過言ではない!と、確信したのでした。

そんな絵師暁斎の別の顔のお話は、とても今回一度では書き尽くせないのでまた次回・・・。

よう歩きましたが、行った甲斐がありました。


話は変わりますがJR京都駅が妙に物々しいので、何だろう?と、思っていた私達。
アレだったんですね。

時限発火装置!

とんでもない輩が居たもんです!!

展覧会の興奮も冷めやらず、何も知らず、呑気に帰って来た親子でしたが、
いやいや、こちらにもぶったまげました・・・。ハイ。
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by mamaborie | 2008-05-06 22:31 | アート