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by mamaborie
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オーギュスト・ロダン* 白と黒の新しい世界

連休明けでバタバタしているうちに、すっかりご無沙汰していました。



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 《カテドラル(大聖堂)》1908年           《私は美しい》1885年?   


少し前の事になりますが、ロダン展(兵庫県立美術館)を観て来ました。
           

近代彫刻の巨匠、オーギュスト・ロダン(1840~1917)といえば云わずと知れた「考える人」「カレーの市民」に代表されるようにブロンズ像のイメージが強いですね。
でも今回は、タイトルにも有るようにブロンズの、石膏 大理石の、若しくは光と影を対比させる構成になっていて かなり見ごたえのある展覧会でした。
パリのロダン美術館所蔵の彫刻147点、素描10点、版画8点、写真26点。うち59点が日本ではなかなか見る事の出来ない石膏像、いわば「白いロダン」だったのです。
それらは、重厚なブロンズ像とは一味違います。
石膏特有の繊細で柔らかい光と影が 作者の生き生きとした表現をいっそうリアルにし、人間以上に人間らしく生命と感情が満ち溢れているように思えました。

また興味深かったのは、彼が好んで用いたという「アンサラージュ(合成)」という技法。
おびただしい数の習作や人物像をストックし、その中から無関係であった石膏像同士を自由に組み合わせ新しい作品を生み出すのです。
上の《私は美しい》も、そうして出会った男「墜(お)ちる男」と女「うずくまる女」の像なのです。


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そして、石の塊の中から頭部のみが現れる奇妙な像《ラ・パンセ》に釘付けになります。
とても柔らかで優しいまなざし、あえて未完のままにしたというこの作品のモデルは作家ポール・クローデルの姉であり、ロダンの弟子で愛人でもあったカミーユ・クローデル。
ロダンとの破局の後、精神を病んで療養所で生涯を閉じたという彼女。
カミーユがかぶっている縁なし帽は、おそらく一度もかぶる事はなかったであろうブルターニュの新妻の婚礼のかぶり物であるのが、なんとも痛々しい・・・。
   《ラ・パンセ》1893~95年

そして彼の作品、題がまたすばらしいんです。
老婆をモデルにした《美しかりしオーミール》やアトリエの掃除に来ていた男がモデルの《鼻のつぶれた男》、そして《私は美しい》はシャルル・ボードレールの詩集「悪の華」から等・・・。




・・・と、そんなすばらしい作品と出会った兵庫県立美術館ではあるのですが・・・。
  安藤忠雄氏デザインのすばらしくモダンな建物ではあるのですが・・・。

     何度来ても迷子になりそうなのです~!!

 途中でトイレにでも行こうものなら、絶対現在位置が分かりません。
   
     階段多すぎます!
     エレベーター少なすぎます!!
     廊下が迷路です~!!

何といっても オバサンは方向音痴!
つくづく娘と来てて良かった・・・とオバサンは感じたのでありました(汗)


シンプルがベスト・・・!
そう思って創ったのがコレ
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立方体の水晶の形と、斜めに開いた穴の面白さを強調するために、めいっぱいシンプルにデザインしましたよ。^^;
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by mamaborie | 2007-05-12 00:37 | アート